今回は、家計が苦しくて後悔している人向け!今からでも人生を立ち直らせる処方箋のまとめです。お金の話は「根性論」だけではどうにもなりません。必要なのは「現実を直視」し、「お金の計画」を立て、「正しい対処方法」をとることです。
今人生の絶望の中にいると感じている方、まだ間に合います!まずはこの記事を参考に一歩一歩前に進みましょう!
- 家計が苦しいときにまず始める事とは?
- 家族でお金について話しあうべき理由
- 家計改善の具体的な5つのステップ
- 貯蓄もなく、家計が今すごく苦しい
- 旦那、妻とお金の話ができない・通じない・怒られる
- 何から手をつければいいのかわからず、人生に後悔している
目次
後悔する前に夫婦で家計について話し合おう!
家計が苦しい家庭の特徴に、「夫婦でお金について話し合いをしない」ことがあげられます。家計で後悔している家庭の8割が、夫婦でお金の会話をしていないことが原因と言われています。
お金の話は一生付きまといます。まずは、人生のパートナーである旦那、妻に現状を伝えましょう。そして、よりよい人生を歩んでいくために協力してほしいことを正面から伝えましょう。
後述しますが、健全な家計へ立て直すためには夫婦全体での収支計算が大前提となります。特に男性側は収入の開示を嫌がる傾向が強いですが、お金の話は後回しにすればするほど後悔します。今すぐ行動するのが正解です。
POINT夫婦でお金の話し合いができてない家庭は貧乏家庭が多い。まずはパートナーの協力を得られるよう話し合いを始めよう
家計改善の具体駅な5つのステップ
では、具体的な家計改善のすすめ方を紹介します。
- お金の計画をたてる
- 支出を減らす
- 収入を増やす
- 家計を見える化する
- ふりかえる
お金の計画をたてる
まずは家計が苦しい現実を直視しましょう。そしてお金の計画をたてましょう。
資産と借金を知る
家計全体でいくら貯金や金融資産があるのかを把握しましょう。
具体的には、銀行の貯金や定期預金、借り入れてるお金、住宅ローン、奨学金などです。
不動産や車など、すぐ現金化できないものは一旦置いておきます。
収入と支出を知る
次に現在の家計全体での収入と支出を計算し、全体で赤字なのか黒字なのかを正確に把握しましょう。家計を節約したいと思ったら、支出の現状を把握することが大前提となります。
闇雲に節約生活を初めても長続きしません。毎月どういう項目にいくら使っているのかわかってはじめて、節約できそうなポイントが見えてくるからです。
- 収入 – 支出 > 0 = 黒字
- 収入 – 支出 < 0 = 赤字
ここで重要なのは、家庭全体での収支を計算することです。夫婦でお互いの収入を正確に把握してない場合、まずはお互いの収入の開示から始めましょう。
次に月々の支出がいくら発生しているのかを計算します。もし月々の支出を計算できないとしたら大問題です。以下の記事を参考に月々の支出を計算できる状態を目指しましょう。
貯金の目標額を決める
現在の収支がわかったら、次に貯金計画です。
まずは、子供は何人欲しいのか、家を買うのか、賃貸で生きていくのか。車は何年に一回買い換えたい、旅行にはどれだけ生きたいなど、ライフイベントから逆算して、年間いくらの貯金が必要なのかを計算します。
子供用の長期貯金、毎年必ず生きたい旅行用貯金など、項目別に貯金額を設定し、その合計を月々の給料から積み立てます。
貯金口座の管理方法は【年200万貯金できる】共働き向け・全自動家計管理の仕組みを紹介します“の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
POINTまずは現在の家計を正確に把握することから始めよう。資産と借金、そして月々の収支を把握することから始めよう。
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支出を減らす
ここまでで、貯金額の目標が決まりました。実際の貯金額を目の当たりにすると「これは厳しい、、」と感じる人も多いのではないでしょうか?でも心配ありません。次に、現在の家計の見直しをおこなっていきます。無駄な支出を減らせば生活にゆとりがでます。
まずは支出を以下に分類しましょう。
- 固定費
- 変動費
家計の支出は、大きく固定費と変動費に分けられます。固定費とは生活する上で定期的に発生する一定額の支出をいい、これに対し行動の頻度や度合い・何を選択するかよって変わる定額ではない支出が変動費です。
固定費に分類される主な支出として、住宅費や通信費・各種保険料などです。子どもへの小遣いや有料会員で登録しているジムなど、毎月決まった額をあげているのであれば固定費となります。
一方変動費に含まれるものとしては、食費・交通費・被服費などがあげられます。このようにみると、固定費は生活のために欠かすことのできない支出であるのに対し、変動費は必ずしも全てが必要な費用ではないことがわかります。
ここで大事なのが、節約は固定費から行うということです。
変動費は、例えば外食の回数を減らしたり自炊に変えることで削減が簡単に可能です。交通費であればタクシーの利用を減らし公共の交通機関を使うとか、余裕がない月には洋服を買うのを我慢する等、変動費の支出は簡単にコントロールできるといえます。
しかし、変動費の節約は一過性であるため、毎月コンスタントに一定額の節約を続けることはなかなか困難です。これに対し定期的な一定額の支出である固定費にはいったん発生してしまうと削ることは難しいという側面があるものの、これを節約することができれば毎月一定の額が削減され続けることになり、変動費の削減よりも高い効果を継続して得ることができます。
生活の為に欠かすことのできない固定費なのでそのものをなくすことはできませんが、減らすことができるものは存在します。
固定費を節約する
では、固定費の削減の具体的な方法について解説します。
まずは固定費で一番大きな割合を閉める家賃を見直します。もし手取り収入の25%以上を超えている物件に賃貸で住んでいる場合は引っ越しを考えるべきでしょう。引っ越しにかかるコストを差し引いても、中長期的には元を取り戻せます。
車も駐車場や保険料などが大きく固定費の中で見直しの余地が大きい箇所です。週末のみの外出程度であれば自家用車を手放しレンタカーやカーシェアリングを利用するようにすれば大幅な削減になります。
また、インターネットや携帯料金は簡単に見直せる & 大きな節約効果があるのでオススメです。家族全体で1.5万円 ~ /月 以上の節約が可能なケースもあります。以下記事を参考にぜひトライしてみてください。
また、契約したものの月1度も行かないようなスポーツジムや、対して使ってないインターネットサービス(動画とかね)ありませんか?これらは積み重なるとジワジワと家計を圧迫していくので、解約をおすすめします。
変動費の節約
次に変動費です。変動費は節約を前提に考えるのではなく、「予算を決める」と
例えば、食費は毎月4万円、外食は月2万円まで、服飾は、、といった具合です。
収入から固定費と目標月貯金額を引いた値が変動費全体の予算になります。これを項目別に設定するとよいでしょう。予算の中でのやりくりは自由ですが、予算を超えないようにやりくりできれば月の収支は黒字になり貯金もできます。
POINT節約は固定費から。変動費は項目別に予算を決めるのが重要
収入を増やす
次に、収入を増やすことを検討しましょう。「今の仕事じゃそんな簡単に収入増えないよ、、」という方もご安心を。現代では収入を増やす方法は以外と色々あるものです。具体的には以下のような選択肢があるでしょう。
- 共働き
- 副業
- 転職
共働きをはじめる
一番即効性があり確実なのが「共働きを始める事」です。子供や家庭の事情はあるかもしれませんが、仮に妻がパートで月10万の収入が増えればだいぶ家計もラクになりますよね?
専業主婦/主夫の家庭であれば、パートでもアルバイトでもよいので、まずは働き始めるのが大事です。
副業をはじめる
家庭の事情で家から離れられない人でも、現代では様々な仕事があります。自宅でできるライター業などが代表的でしょう。
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソージング(ネット経由で仕事の依頼/受託を行うサービス)を利用すると、在宅や週末でもできる仕事がたくさんあります。ぜひ一度見てみることをオススメします。
転職する
最後に、本業での収入をアップする事を考えます。現職での昇給が望めない場合、転職をオススメします。
以外と自分の市場価値は会社に勤めているとわからないもの。一度演色エージェントに相談し今の給料が適正なのかチェックしてもらうことをオススメします。
市場価値に対して現職の給料が低すぎるのであれば、転職によって年収100万円アップも可能です(著者は過去の転職で年収を150万上げた事があります)
POINT収入を増やすには1:共働き、2:副業、3:転職といった方法がある。現状の収入で満足せず、節約と平行して収入を増やす努力をするのが吉
家計を見える化する
お金の計画を立て支出をへらし収入を増やす努力を行うのと同時に、これらの成果を確認しましょう。日々の赤字、黒字を正確に把握するためには、家計簿の存在は欠かせません。
読者のなかには、家計簿をつけることに断念したこともあるかもしれません。大事なのはラクして家計を可視化することです。
以下の記事にオススメ家計管理(可視化)術を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ふりかえる
お金の流れを見える化し、貯金を始めたら毎月一度は家計の振り返りをしましょう。今月使いすぎた項目はないか、貯金は予定通りできているか、他に節約できそうなポイントはないか。
大事なのは、夫婦でお金について話す時間を定期的にもうけるということです。家計の改善は日々の生活で少しずつ行なっていけば必ず好転します。
POINT夫婦で定期的にお金について話す場をもうけることが大事
まとめ
では最後に、今回の記事で学んだことを振り返ります。
- 家計が苦しいときにまず始める事とは?
- 家族でお金について話しあうべき理由
- 家計改善の具体的な5つのステップ
- まずは家計が苦しい事をパートナーに伝え、夫婦で一緒にお金の問題に立ち向かえるよう話し合いを始めよう。
- 家計改善の流れは1:計画をたてる、2:支出を減らす、3:収入を増やす。4:家計を可視化する。5:振り返る。の5ステップ
- 家計を見える化し、夫婦で定期的にお金について話す場をもうけることが大事<